うだつが上がらない

【読み方:うだつがあがらない、分類:口語】

うだつが上がらないは、地位や生活などが良くならないことやぱっとしないことをいいます。これは、出世しない、地位が上がらない、金銭(お金)に恵まれない、良い境遇になれないなどの状況を示すもので、日常的には、口語言葉としてよく使われます。

一般に「うだつが上がらない」の語源には、いくつかの説があり、その一つに大工言葉の「うだつ」に由来するものがあります。うだつとは、柱の上にある屋根を支えるための横木「梁」と、屋根の骨組みの一番高い所に使う木材「棟木」の間に立てる柱を言い、「うだつ」が上から押さえつけられているように見えることからとする説があります。また、家を建てる際に棟上げのことを「うだつが上がる」とも言い、棟上げが出来ない程の良くない境遇にあるからとする説などもあります。

<本用語の使用例>

・28歳で結婚し、子宝にも恵まれるも一向にうだつが上がらない
才色兼備の女性が、うだつのあがらないダメ男と結婚するというケースは意外に多い
イクメンって言えばカッコいいけど、要は仕事でうだつが上がらないから、育児に逃げてるだけかも