滅法(めっぽう)

【読み方:めっぽう、分類:概念】

滅法(めっぽう)は、程度が甚だしいこと(並みの程度でないさま)をいいます。これは、一切の相を寂滅し、因縁によって生じたのではない不変の真如(無為法)を意味する仏教用語に由来し、それが転じて、道理に外れるさまや常識を超えているさま、程度が甚だしいさま、並(桁)外れたさまを意味するようになりました。

一般に本用語は、日常的には、「朝方はめっぽう冷える」や「彼はケンカがめっぽう強い」というように使われます。