引導を渡す

【読み方:いんどうをわたす、分類:概念】

引導を渡すは、諦めるように最終的な宣告をすることをいいます。また、本用語の「引導」とは、元々は仏教用語で、衆生(生命のあるもの全て、特に人間)を導いて悟りの道に入らせることをいいます。そこから、「引導を渡す」は、葬儀の際に導師(仏僧)が棺の前に立ち、死者が悟りを得るように法語を唱えることを意味するようになり、それが転じて、最終的な宣告をして諦めさせるという意味になったそうです。