折り紙つき(おりがみつき)

【読み方:おりがみつき、分類:概念】

折り紙つきは、そのものの価値や品質、資格などに定評のあることや保証ができること、およびそうしたものをいいます。また、本用語の「折り紙」とは、紙を横半分に折った文書のことで、平安末期より公式文書や進物用目録として用いられ、その後、公文書にも用いられ、そして江戸時代には美術品や刀剣などの鑑定書にも用いられるようになり、確かな品質が保証されている物を意味するようになりました。

一般に本用語は、良い意味でしか使われず、悪い評判の場合は「札付き」や「悪名」などが使われます。また、似たような用語に「保証付き(ほしょうつき)」や「 太鼓判付き(たいこばんつき)」、「極め付き(きわめつき)」などがあります。ちなみに、語呂合いが似た「御墨付き(おすみつき)」という用語がありますが、これは権力や権威のある人の与える保証を意味します。

<本用語の使用例>

・国立天文台やNASAからも受注するその技術力は折り紙付きである
・もともと軍事用目的で作られているので、その機能性は折り紙付き
・北新地の名店の凄腕シェフが開発したため、その味は折り紙付きだ