腑抜け

【読み方:ふぬけ、分類:概念】

腑抜けは、意気地がないこと(肝がすわっていないこと)、気力がなくしっかりしていないこと、およびそういった人(さま)をいいます。これは、はらわた(内臓)や心を意味する「腑」に、あるべきものがないことを意味する「抜け」が付いた用語で、はらわたを抜き取られた状態の意が転じて、肝がすわっていないこと(人)を意味するようになりました。また、その他にも、間抜けやたわけといった意味もあります。

一般に本用語は、「この府抜けめ!」や「失恋してすっかり腑抜けになる」というように使われ、また似たような用語として「腰抜け」や「意気地なし」などもあります。