中トロ

【読み方:ちゅうとろ、分類:寿司/刺身】

中トロは、マグロ肉のうち、脂がそれなりに乗っている部分をいいます。これは、寿司や刺身などで使われる鮪(マグロ)の特定部位の呼称で、大トロと赤身の中間に位置します。また、トロとは、マグロの部位の中で脂質の含量が高い腹部の身を指し、この中で脂が最もよく乗っている部分を「大トロ」、それなりに脂が乗っている部分を「中トロ」と呼び、大トロ・中トロ以外の部分は「赤身」と呼ばれます。

中トロ

一般にマグロにおいて、背肉より腹肉の方が、また後部肉より前部肉の方が、さらに内層肉より表層肉の方が脂質の含量が高く、通常、大トロは腹肉前部に、中トロは腹肉後部にあります。ちなみに、中トロは、寿司店でマグロの部位の中で大トロの次に値段が高く、その脂の部分と赤身の部分のバランスがうまく調和し、特有の程良い甘みとしっとりとした脂のりが大きな魅力となっています。