数の子(かずのこ)

【読み方:かずのこ、分類:水産加工品】

数の子(かずのこ)は、ニシンの魚卵を塩漬けにしたり乾燥させたりした食品をいいます。現在、日本において流通しているものは、「塩蔵数の子」と「味付け数の子」に分類され、一般的には前者の方が高級なものとして取扱われています。通常、塩蔵数の子は、そのままで食べるのではなく、真水につけて塩抜きをしてから食用とします。また、価格が高く、高級なものについては、黄金色をしていることから「黄色いダイヤ」とも呼ばれます。

一般に数の子は、ニシンの別名である「鰊(かど)」の子が音変化したものが語源と言われています。また、その名を子孫繁栄の意に結び付けて、新年(正月)や婚礼(結婚式)などの祝儀膳にも用いられています。ちなみに、食通で知られた芸術家の北大路魯山人(1883年-1959年)は、「数の子は塩漬けや生よりも一旦干した物を水でもどしたものが美味い、数の子に他の味を染込ませてはならない」と書き記しています。