殺陣

【読み方:たて、分類:概念】

殺陣(たて)は、映画・ドラマ・演劇等で、乱闘や捕り物、斬り合いなどの立ち回り演技のこと、およびその演技を振り付けることをいいます。また、殺陣を「さつじん」と読む場合は、入り乱れての激しい斬り合いの場面や立ち回りを意味することがあります。その語源は、大正時代、新国劇の座長・沢田正二郎が公演の新たな演目を決める際に、「殺人」という言葉を入れようと座付きの作家・行友李風に相談したところ、穏やかでない言葉なので「陣」という字を当てる方が良いと提案されたことに由来するそうです。

一般に優れた殺陣には、演者役者)自身の肉体を含めた武器の動かし方だけでなく、姿勢(構え)や足運びなどの立ち居振舞や演技としての流れの美しさも要求され、実際にそれを身につけるには十分な鍛錬が必要となります。なお、芝居において、殺陣の演技指導や創作をする人(専門家)のことを「殺陣師」と言います。

<本用語の使用例>

・今までで一番危険で、緻密な殺陣が必要だった
・殺陣や歌など俳優の迫力ある演技に観客席からは何度も拍手が湧いた
・本作では、クランクインの2カ月前から殺陣の稽古と所作の稽古をした