金獅子賞

【読み方:きんじししょう、分類:賞】

金獅子賞(Leone d'Oro)は、ヴェネツィア国際映画祭の最高賞(最優秀作品に与えられる賞)のことをいいます。また、国際的な美術展覧会のヴェネツィア・ビエンナーレにも同名の賞(優れた芸術家やパビリオンなどに与えられる賞)があります。ちなみに、その名称は、獅子がヴェネツィアの守護聖人である「聖マルコ」の象徴であったことに由来するそうです。

なお、ヴェネツィア国際映画祭とは、イタリアのヴェネツィア(リド島)で、毎年8月末から9月初旬に開催される映画祭で、カンヌ国際映画祭、ベルリン国際映画祭と並ぶ、世界三大映画祭の一つとなっています。

<日本映画の金獅子賞>

・第12回(1951年):羅生門-黒澤明監督
・第19回(1958年):無法松の一生-稲垣浩監督
・第54回(1997年):HANA-BI-北野武監督

<世界の有名な国際映画祭の最優秀作品賞>

パルムドール・・・カンヌ国際映画祭
ゴールデンベアー賞(金熊賞)・・・ベルリン国際映画祭
・金獅子賞・・・ヴェネツィア国際映画祭
・金豹賞・・・ロカルノ国際映画祭
・東京サクラグランプリ・・・東京国際映画祭