夫婦別姓

【読み方:ふうふべっせい、分類:結婚】

夫婦別姓は、婚姻(結婚)後も夫婦(夫と妻)が結婚前の姓(氏)を名乗ることをいいます。これは、結婚した夫婦が夫または妻の姓のどちらかを選んで名乗ることを意味する「夫婦同姓」に対する用語で、結婚した夫婦が結婚の際にいずれかの姓を選択することなく「別姓」であることを意味します。

現在、日本では、民法により、結婚後は夫婦いずれかの姓を選ばねばならないと定めている「夫婦同氏の原則」があるため、夫婦別姓は不可となっています。かつては、それ程大きな問題がありませんでしたが、1990年頃から、仕事で姓を変えたくない、娘に家名を継がせたいなど様々な理由から、夫婦別姓の動きが強まり、今日に至っています。

なお、これまでに「選択的夫婦別姓」を認める民法改正案を答申する動きが何度かありましたが、未だに法案成立の目途は立っていません。(通称として旧姓使用を認める職場は増えている)