茶寿

【読み方:ちゃじゅ、分類:祝い歳】

茶寿は、賀寿(年祝)の一つで、数え年で108歳のこと、またその祝い(儀礼)をいいます。これは、「茶」の漢字の上の部分(草冠)が二つの「十」に分解できて「二十(20)」、一方で下の部分が分解できて「八十八(88)」になり、20と88を足すと108になることから、108歳を意味するようになったそうです。

また、賀寿とは、長生きの祝い(長老の祝い、老年の祝い)のことをいい、その年齢により、還暦(61歳)、古稀(70歳)、喜寿(77歳)、傘寿(80歳)、半寿(81歳)、米寿(88歳)、卒寿(90歳)、白寿(99歳)、百寿(100歳)、茶寿(108歳)、皇寿(111歳)、大還暦(121歳)といった名前が付けられています。なお、長寿の祝いには、お祝い色(基調色)が決まっていますが、百歳を超えた祝いには特に基調色がなく、茶寿には基調色がありません。

一般に茶寿は、長生きの一つの象徴となっており、「茶寿苑」や「茶寿の家」というように、老人福祉施設や高齢者介護施設などの名称にも取り入れられています。