LTE/ロング・ターム・エボリューション

【読み方:えるてぃーいー、分類:通信】

LTEは、「Long Term Evolution(ロング・ターム・エボリューション)」の略で、国際標準化団体の3GPP(3rd Generation Partnership Project)が仕様を作成した移動体通信の通信規格の一つをいいます。世代的には、W-CDMAが3G、それが進歩したHSPAが3.5Gに分類されるの対して、LTEは「3.9G」に分類され、"Long Term Evolution"とは、「3Gを長期的に発展させ競争力を保ちつつ、来るべき4G(第4世代携帯電話)へのスムーズな移行を目指す」という意味だそうです。また、LTEは、通信速度が高いことに加えて、ネットワークの遅延が小さく、周波数利用効率が高く、大容量の通信が可能といった特徴を備えています。

LTEでは、W-CDMAを基盤技術として、多重アクセス方式であるOFDMA(直交周波数分割多元接続)、SC-FDMA(シングルキャリア周波数分割多元接続)、複数のアンテナを用いて送受信を行うアンテナ技術であるMIMO(Multiple Input Multiple Output)といった高速化技術が採用されています。ちなみに、データ伝送の速度は、下り方向で最大100Mbps、上り方向で50Mbps以上といった高速通信が実現可能とされています。

<LTEの高速化のポイント>

●無線区間の帯域幅の拡大

通信で利用できる周波数帯域を拡大。

●データ変調の多値化

現行のHSPAで使っている変調方式(16QAM)より一度に送信するビット数を1.5倍に増やせる方式(64QAM)を採用。

●MINO(Multiple Input Multiple Output)

MINOは、複数のアンテナを端末と基地局が持ち、同じ周波数帯域を使いながら複数の信号を同時に伝送する方式。LTEでは、最大で4本×4本のアンテナにより、伝送路を四重化できる技術をサポート。