モバイルWiMAX

【読み方:もばいるわいまっくす、分類:通信】

モバイルWiMAX(Mobile WiMAX)は、移動体通信を想定した無線ネットワークシステムの規格の一つである「IEEE 802.16e‐2005(IEEE 802.16e)、IEEE 802.16h」の通称をいいます。これは、高速無線通信の規格であるWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)を、スマートフォンタブレットパソコン等のモバイル端末の高速移動に対応したものであり、簡単に言えば、ブロードバンドのインターネット接続を広域の無線通信網で利用できる手段です。具体的には、WiMAXと同様に最大75Mbpsでの高速通信が可能でありながら、時速120kmでの移動中でも安定した通信を可能にし、通信範囲は2~3kmが想定されています。

現在、日本では、2.5GHz帯の電波が使われ、UQコミュニケーションズ(KDDI、インテル、JR東日本、京セラなどが出資)が2009年7月から商用サービスを開始し、高速かつリーズナブルな価格で利用できるワイヤレスインターネット接続手段を提供しています。ちなみに、その高速な通信速度を支えている技術として、周波数帯域を細分化し細分化した電波に高速なデータを並列に乗せて送受信する「OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)」、基地局と通信端末に複数本のアンテナを実装することでデータ速度を倍増する「MIMO(Multiple Input Multiple Output)」、受信と送信の多元接続を時分割する「TDD(Time Division Duplex)」などを採用しています。

なお、モバイルWiMAXの後継規格は「WiMAX2」と呼ばれ、これは第4世代移動通信システムの一つで、2011年3月に「IEEE802.16m」として規格が定められました。

<モバイルWiMAXの主な特長(メリット)>

・外出先でワイヤレス高速ネット接続
・自宅でも利用可能(工事不要、配線不要)
・利用制限なし、使い方自由
・リーズナブルな定額ブラン
・スマホやタブレット等のパケット代の節約が可能
・サービスエリアは日本全国
・MVNO(仮想移動体通信事業者)でもサービスを提供