大は小を兼ねる

【読み方:だいはしょうをかねる、分類:故事】

大は小を兼ねるは、「大は小を叶える」とも言い、大きいものは小さいものの効用も併せ持っていること(小さいものより大きいものの方が使い道が広く役立つこと)をいいます。これは、前漢の董仲舒(とうちゅうじょ)の作で、公羊学(くようがく)の立場から春秋の精神を解説した書である「春秋繁露」において、「夫已有大者、又兼小者、天下能是之、況人乎」とあるのに由来します。その意味は、大きいものはそれ自体の役割の他に、小さいものの代わりとしての役目も果たすのに対し、小さいもは大きいものの代わりにはならないことを示唆しています。