酒は百薬の長

【読み方:さけはひゃくやくのちょう、分類:故事】

酒は百薬の長は、適度の飲酒はどんな薬にも勝って効能があることをいいます。これは、中国の二十四史の一つで、前漢の歴史を紀伝体で記した書である「漢書」の食貨志下において、漢を簒奪した王莽(おうもう)が酒を称えて「夫れ塩は食肴の将、酒は百薬の長、嘉会の好、鉄は田農の本」と述べたとされる言葉に由来します。

一般に酒(アルコール類)は、緊張をほぐしたり気分を良くしたりする効果(効用)があり、本故事では、適度に飲む酒は薬にも勝るということを喩えています。なお、これと類義するものとして「酒に十の徳あり」や「酒は天の美禄」などがあり、一方でこれと対義するものとして「酒は百毒の長」や「酒は諸悪の基」などがあります。