毒を食らわば皿まで

【読み方:どくをくらわばさらまで、分類:諺】

毒を食らわば皿までは、「毒食らわば皿まで」や「毒食わば皿まで」とも言い、いったん悪に手を染めたからには、最後まで悪に徹しようという喩えをいいます。これは、一度毒入りの料理を食べてしまったら、もはや死ぬことに違いはなく、毒を盛った皿まで舐めても同じことだからと、居直って悪事を続けることに喩えたものであり、その意から、どうせここまでやったのなら、最後までやり通そうという喩えとしても使われます。

なお、本用語と似たようなものとして、「尾を踏まば頭まで」や「濡れぬ先こそ露をも厭え」などもあります。

<本用語の使用例>

・不倫が中々やめられないのは、毒を食らわば皿までという心境だからでした
・今、多くの投資家は毒を食らわば皿までもとばかりに株式市場に走っている
・どうせ何やっても嫌われるんだし、だったら毒を食らわば皿までと開き直りました