雉も鳴かずば撃たれまい

【読み方:きじもなかずばうたれまい、分類:諺】

雉も鳴かずば撃たれまいは、「雉も鳴かずば打たれまい」や「雉も鳴かずば射たれまい」とも表記され、無用の発言をしたばかりに、自ら災害を招くことの喩えをいいます。これは、雉(キジ)が鳴かなければ、狩猟中の猟師に居所を知られず、撃たれることもなかったことから、何か余計なことを言ったばかりに、自ら災い(禍)を招くことの喩えとなっています。

なお、本用語と似たようなものとして、「鳴かずば雉も撃たれまい」や「鳥も鳴かずば撃たれまい」、「蛙は口から呑まれる」、「口は災いの元」、「口は禍の門」、「多言は身を害す」、「三寸の舌に五尺の身を亡ぼす」、「物言えば唇寒し秋の風」などもあります。

※雉(キジ):日本の国鳥、主要な狩猟鳥の一つ