転ばぬ先の杖

【読み方:ころばぬさきのつえ、分類:諺】

転ばぬ先の杖は、「転ばぬ先の杖柱」とも言い、前もって用心していれば、失敗することがないという喩えをいいます。これは、転んでから杖を用意しても何の役にも立たないことから、転ぶ前に用心して手に杖を持つべきことを述べており、日常生活において、万が一の備え(用心)の大切さを示唆するものとなっています。

一般に本用語は、万が一や想定外の事態に備える(用心する)場合の慣用句としてよく使われ、また似たようなものとして、「こけぬ先の杖」や「倒れぬ先の杖」、「降らぬ先の傘」、「石橋を叩いて渡る」、「備えあれば憂いなし」、「念には念を入れよ」、「用心に怪我なし」などもあります。一方で、その対義語には、「渇に臨みて井を穿つ」や「泥棒を捕らえて縄を綯う」などがあります。