大寒

【読み方:だいかん、分類:二十四節気】

大寒は、二十四節気の第24(12月中)で、1月20日頃、およびこの日から立春(2月4日頃)までの期間をいいます。これは、「冷気が極まって、最も寒さがつのる頃」といった意味合いがあり、一年で寒さの一番厳しい時期です。また、二十四節気とは、太陰太陽暦において、季節を正しく示すために設けた暦上の分割点をいい、太陰太陽暦の一年を太陽の黄経に従って24等分し、各分割点の日にその季節を表す呼称をつけたものです。

一般に大寒は、の上では寒さが一番厳しい時期であり、小寒から大寒までの15日間と大寒から立春までの15日間の合計30日間を「寒の内」といい、日本では耐寒のための様々な行事が行われたり、寒気を利用した食料品の仕込みなどが行われたりします。

・季節:冬
・月:12月中
・太陽黄経:300度
・新暦日付:1月20日頃
・暦便覧:冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也

※暦便覧:太玄斎(松平頼救)の書いた暦の解説書(1787年出版)

<二十四節気の季節区分>

立春:春、1月節、2月4日頃
雨水:春、1月中、2月19日頃
啓蟄:春、2月節、3月6日頃
春分:春、2月中、3月21日頃
清明:春、3月節、4月5日頃
穀雨:春、3月中、4月20日頃
立夏:夏、4月節、5月5日頃
小満:夏、4月中、5月21日頃
芒種:夏、5月節、6月6日頃
夏至:夏、5月中、6月21日頃
小暑:夏、6月節、7月7日頃
大暑:夏、6月中、7月23日頃
立秋:秋、7月節、8月8日頃
処暑:秋、7月中、8月23日頃
白露:秋、8月節、9月8日頃
秋分:秋、8月中、9月23日頃
寒露:秋、9月節、10月8日頃
霜降:秋、9月中、10月23日頃
立冬:冬、10月節、11月7日頃
小雪:冬、10月中、11月22日頃
大雪:冬、11月節、12月7日頃
冬至:冬、11月中、12月22日頃
小寒:冬、12月節、1月5日頃
・大寒:冬、12月中、1月20日頃