旧暦

【読み方:きゅうれき、分類:暦法】

旧暦は、日本では、1872年(明治5年)まで用いられていた太陰太陽暦のことをいいます。また、旧暦は、一般的には改暦があった場合に、それ以前に使われていた暦法のことを言い、多くの国ではグレゴリオ暦が現行暦のため、グレゴリオ暦の前の暦法を指します。また、旧暦に対して、改暦後の暦法を「新暦」といいます。

その昔、日本においては、江戸時代の1685年になって、ようやく独自の太陰太陽暦(ベースは中国の授時暦)である貞享暦への改暦が実現し、以後、日本独自の太陰太陽暦の使用が続けられ(最後は天保暦)、明治時代の1873年にグレゴリオ暦が導入されたことで、旧暦は幕を閉じました。

ちなみに、太陰太陽暦とは、太陰暦に季節変化など太陽暦の要素を取り入れて作ったで、太陰暦の12カ月は1太陽年より約11日少ないため、19年に7回の閏月を置くなどして調節していました。