ジェラート

【読み方:じぇらーと、分類:洋菓子/イタリア】

ジェラート(Gelato)は、イタリア語で「アイスクリーム」を意味し、広義には、凍った菓子(氷菓)をいいます。これは、果汁や果肉、牛乳、砂糖のほか、時にはコーヒーや香草などを混ぜた物を凍らせて作られ、イタリアの夏には欠かせないデザートとなっています。例えば、フルーツ系のジェラートでは、果汁に水や砂糖、安定剤、卵白を加えて攪拌し、空気を含ませながら凍らせて作ります。

現在、イタリア国内には、至る所にアルチザン(手づくり)の「ジェラテリア(ショップ)」があり、イタリア人の多くが必ず一店は、自分の行きつけの店があると言われています。

ジェラート

一般にジェラートは、原料そのものの風味を活かしており、日本の普通のアイスクリームと比べて空気含有量が35%未満と少なく、密度が濃く味にコクがある一方で、乳脂肪分は通常5%前後と普通のアイスクリームの約半分であり、比較的低カロリーと言えます。

なお、日本の乳及び乳製品の成分規格等に関する省令では、ジェラートは、アイスクリームではなく、アイスミルクに分類されます。