医療ツーリズム/医療観光

【読み方:いりょうつーりずむ、分類:旅行】

医療ツーリズムは、「医療観光」とも呼ばれ、広義にはヘルスツーリズムの一つで、居住地と異なる地域や国に滞在し、診断・治療・手術などの医療サービスを受けることをいいます。その目的は、最先端の医療技術(措置)を受けたり、クオリティー(水準)の高い医療サービスを低価格で受けたりすることであり、その市場規模は世界的に巨大なものとなっています。

現在、先進国だけでなく、新興国も一つの産業として「医療ツーリズム」に力を入れており、例えばアジア地域においては、韓国・台湾・シンガポール・マレーシア・インドなどが外国人患者を積極的に受け入れています。また、日本においても、医療ツーリズムは成長分野の一つとして期待される一方で、疲弊する医療現場との間に温度差があり、今後、規制緩和や制度設計、リスク管理などが大きなカギとなります。