1馬力

【読み方:いちばりき、分類:仕事率】

馬力(Horse Power)とは、重力単位系での仕事率(工率、動力)の実用単位をいいます。元々は、英国の機械技術者のジェームズ・ワット(1736-1819)が発明した蒸気機関の性能を馬と比較して示すために作られた単位で、馬一頭が発揮する仕事率を1馬力と定めたものでした。その種類には、ヤード・ポンド法に基づく「英馬力(HP)」やメートル法に基づく「仏馬力(PS)」などがあり、国によって定義が異なります。

現在、日本においては、仏馬力のみが計量法で採用され、内燃機関や蒸気機関、タービンなどに限って暫定的に法的使用が認められており、1馬力は「1秒間につき、75キログラムの物を1メートル動かす時の仕事率」と定義され、これをワットで表すと「1仏馬力=735.5ワット」となります。