労使交渉

【読み方:ろうしこうしょう、分類:概念】

労使交渉は、労働者側と経営者側が特定の問題について話し合うことをいいます。これは、労働者と使用者を意味する「労使」と、特定の問題について相手と話し合うことを意味する「交渉」からなる用語で、一般的には労働組合と経営側との話し合いのことを指します。また、話し合う内容については、生活に大きく関わる「賃金(賃上げ・賞与等)」以外に、雇用維持や労働時間、労働環境、育児支援、介護支援、休暇制度など幅広いものとなっています。

現在、日本の労使交渉では、「春闘(春季闘争)」が有名で、賃金引き上げなど労働条件改善の要求を掲げて、毎年春に行われています。その仕組みは、各企業等の労働組合が、全国中央組織の労働団体や産業別組織の指導・調整のもとに、毎年春に賃金引き上げ等を中心とする要求を各企業等(経営側)に提出し、団体交渉を行います。通常、2月頃に大手企業が最初に交渉を行ない、その年度の労働条件がどのように変動するかが大よそ決まり、その後、中小企業がその基準をもとに交渉を行ない、3月頃までに大半の企業の春闘は終了します。

なお、公務員の場合は、交渉の法的性格が以下のように定義されており、また交渉の対象事項は、職員の給与、勤務時間その他の勤務条件に関し、及びこれに附帯して、社交的又は厚生的活動を含む適法な活動にかかる事項としています。

●国家公務員の国公法上の交渉

勤務条件等に関して、職員団体が当局と行う協議、意見の交換。

●地方公務員の地公法上の交渉

職員団体が、その構成員である地方公務員の勤務条件の維持改善を図るため、地方公共団体の当局との間で行うもの。