ゼネラルマネージャー(GM)

【英語名:General Manager、分類:役職】

ゼネラルマネージャーは、「GM」とも呼ばれ、企業や団体の管理職の一つで、マネージャーの上位の役職をいいます。これは、元々は米国や英連邦諸国で広く用いられている職種で、配下にある組織に対して各種決定権を持つと共に、損益責任も持つことが一般的で、その位置づけは役員または部長職という感じになっています(国や州、組織により異なる)。一方で、日本においては、企業経営や事業運営の決定権を持つ者に用いられる場合があり、従来の課長や部長といった役職とは異なるものとして扱われ、また経営陣が兼任する場合は、本名称ではなく「総支配人」や「総責任者」と称することが多いです。

現在、ゼネラルマネージャー(GM)は、一般企業だけでなく、プロスポーツ界でも重要な役割となっており、特に欧米においては、野球やサッカー、バスケットボール、ホッケーなどでチームの大きなカギとなっており、マネジメントやマーケティングなどの分野に秀でた人材が担当することが多いです。通常、チームのほとんどの権限はGMが有し、チームの編成や方針の決定、選手や代理人との契約交渉、選手の獲得や放出など多岐に渡り、その位置づけはオーナーより下で監督より上で、チームの「総責任者」となっています。ちなみに、日本においては、最初にサッカー(Jリーグ)で採用され、その後、プロ野球などでも採用されるようになりました。

<本用語の使用例>

・新監督の就任に伴い、現監督の○○氏はゼネラルマネージャーに就任する
・ドラフトの交渉は、実際に指名が行なわれる直前まで繰り返され、GMたちの腕の見せどころになる
・X社は、A氏を中国担当ゼネラルマネージャーからアジア担当最高経営責任者(CEO)に昇格させたと発表した