代休

【読み方:だいきゅう、分類:休暇】

代休は、休日に出勤したことの代りとして、所定労働日の労働義務を免除(休日に労働し、改めて別の日に休日を設定)する制度をいいます。これは、雇用する側では、特に就業規則の定めがなくても実施することが可能ですが、従業員に出勤させた日が法定休日の場合は「休日労働」となるため、割増賃金の支払いが必要となります。

一般に代休には、「法定休日の代休」と「法定外休日の代休」の二つがあり、その対応はそれぞれ異なります。前者の「法定休日の代休」については、労働基準法の代休であるため、休日勤務となり、休日の割増手当が付くことになります。一方で、後者の「法定外休日の代休」については、労働基準法の代休ではなく、雇用契約や就業規則で定める代休となるため、休日の割増手当は付きません。

なお、代休の取得については、特に制限がないため、代休を直近の日に取得せず、いったん積み立てておいて、時間的に余裕ができた時に取得することも可能となっています。