竜頭蛇尾

【読み方:りゅうとうだび、分類:四字熟語】

竜頭蛇尾は、初めは勢いがよいが、終わりは振るわないことをいいます。これは、中国の宋代に道原によって編纂された「仏教書(禅宗の伝灯の法系を明らかにしたもの)」が出典で、頭は竜のように立派であるのに、尾は蛇の尻尾のように尻すぼみになる(前と後とのつりあいが取れない)という意から転じたものです。

一般に本用語は、ある事柄に対して、初め(始め)は勢いが盛んであるのに、終りは全く振るわない状況などを伝える(述べる)場合に使われます。

<本用語の使用例>

・鳴り物入りの公演も竜頭蛇尾に終わった
・日本の行政改革は、特別な成果なしに龍頭蛇尾で終わるケースが多かった