五里霧中

【読み方:ごりむちゅう、分類:四字熟語】

五里霧中は、方角が分からなくなってしまうこと、また物事の様子や手掛かりがつかめなくて、方針や見込みが立たず困る(迷う)ことをいいます。これは、中国の二十四史の一つで、後漢の歴史を記した書である「後漢書(張楷伝)」において、後漢の張楷が道術によって五里にわたる霧を起こしたという故事に由来するものです。

なお、本用語と似たようなものとして、「暗中模索(あんちゅうもさく)」などもあります。

<本用語の使用例>

・実際問題、原油の備蓄が放出されるかどうか五里霧中である
・昨年は戦力が一新し、五里霧中な面もあったが、今年は予測が立つ