花鳥風月

【読み方:かちょうふうげつ、分類:四字熟語】

花鳥風月は、自然の美しい風景(風物)、また自然の風物を題材とした詩歌や絵画などをたしなむ風流(風雅な趣を楽しむこと)をいいます。これは、花や鳥を意味する「花鳥(かちょう)」と、風や月、自然界の風物を意味する「風月(ふうげつ)」からなる用語で、また似たようなものとして、「花朝月夕(かちょうげっせき)」や「雪月風花(せつげつふうか)」などもあります。なお、本用語は、日常的には、飲食店名や施設名などで見かけることもあります。

<本用語の使用例>

・全室温泉露天風呂付きで、各部屋は花鳥風月をイメージしたという
・それぞれの山車には、歴史絵巻の一場面や花鳥風月など凝った彫刻が施されている
・日本人は、日常の四季の微妙かつ絶妙な変化を繊細に感じ、花鳥風月の独特な世界を作り上げた