厚顔無恥

【読み方:こうがんむち、分類:四字熟語】

厚顔無恥は、「無恥厚顔」とも言い、厚かましくて恥知らずなこと、また他人の迷惑など関係なく、自分の都合や思惑だけで行動することをいいます。これは、面の皮の厚いことや恥知らずでズウズウしいことを意味する「厚顔(こうがん)」と、恥を恥とも思わず平気なことを意味する「無恥(むち)」からなる用語です。また「厚顔」の語源は、中国最古の詩集である「詩経」に『巧言くわうの如く、顔の厚きや』とあるのに由来し、日本には平安時代の頃に伝わり、精神面の汚さや内面の醜さを意味する言葉として知られるようになったそうです。

<本用語の使用例>

・無能と無責任と厚顔無恥を晒しているだけではないか
・日本では不祥事発覚後もポストにしがみつく厚顔無恥の政治家は多い
・国から支援を受けている中、原発事故からわずか2年で給与を引き上げるというのは厚顔無恥としか言いようがない