いなば食品(INABA)
いなば食品は、静岡県静岡市に本社のある、缶詰・レトルト食品・ペットフードなどを製造・販売する食品メーカーです。同社は、1834年(天保5年)に、初代稲葉由蔵が稲葉商店を創業し、鰹節の製造・販売を開始したのがスタートでした。
いなば食品の一つの転機は、1971年に創業者の子孫である二代目稲葉由蔵が当時加工用としてほとんど使われずに水産庁の試験操業でカツオに混じって一定割合で捕獲されていた「キハダまぐろ」に着目し、世界に先駆けて「いなばライトツナ」を発売したことでした。これは、キハダまぐろという新しい資源に着目したばかりでなく、ツナ肉のフレーク化や高速充填システムによって、日本のまぐろ缶詰の大量生産化の幕開けを作った画期的な商品となりました。
また、もう一つの転機は、1958年からペットフード生産を開始し、当初のアメリカ輸出と、その後のイタリア輸出を経て、1989年に国産キャットフードのプレミアムブランド「チャオ」が誕生したことでした。そして、1997年にはペットフード事業の未来を切り開く、関連会社の「いなばペットフード」が発足し、現在ではキャットフードやドッグフードで大手メーカーとなっています。
いなば食品のブランド
いなば食品といった場合、缶詰などの商品=会社名で認識されることが多く、食品メーカーとして企業ブランドが確立されています。また、ツナ缶の先駆である「いなばライトツナ」などでは、商品ブランドも確立されています。
いなば食品の商品ラインナップ
|
|
いなば食品の会社概要
商号 | いなば食品株式会社 |
---|---|
英文社名 | INABA FOODS Co.,Ltd. |
事業内容 | 各種缶詰・レトルト食品の製造及び販売、ペットフードの製造及び販売、健康食品の販売 |
本社所在地 | 静岡県静岡市清水区由比北田114-1(東京本社あり) |
設立年月日 | 1948年(昭和23年) |
決算期 | 3月 |
上場市場 | 未上場 |
銘柄コード | - |
備考 | いなば食品ビジネスサービスがオンラインショップを運営 |
関連タグ | 缶詰 |