ULVAC(アルバック)
アルバックは、神奈川県茅ヶ崎市に本社のある、東京証券取引所市場第一部に上場する、半導体・フラットディスプレイ・ディスクなど電子機器分野の薄膜プロセス装置(蒸着・スパッタ)を始め、あらゆる産業に向けた真空装置・真空ポンプ・真空計などのコンポーネントを製造・販売するメーカーです。
1952年(昭和27年)に、若き創始者(主に真空研究者)の崇高な志に感銘した、松下幸之助を始めとした6人の著名な財界人の出資を得て、「日本真空技術」という社名で創立されました。当初の事業は、米国の真空機器メーカーからの輸入販売が主体で、その後、1955年に真空機器の国産化を目指して大森工場を開設し、さらに1956年に関西の真空メーカーであった東洋精機真空研究所と合併して尼崎工場を開設し、これにより真空冶金装置、真空化学装置、真空ポンプ、計器など日本で唯一の真空総合メーカーとして地歩を固めました。
アルバックの企業理念は、真空技術及びその周辺技術を総合利用することにより、産業と科学の発展に貢献することを目指すというもので、永年の研究開発と生産技術改革で培ってきた独自技術を結集して、フラットディスプレイ、電子部品、半導体、一般産業用機器向けに、装置・材料・分析評価・サービスを多角的に統合した「アルバックソリューションズ」を提供しています。
ULVAC(アルバック)のブランド
ULVAC(アルバック)といった場合、液晶・PDP・有機ELなどあらゆるFDP(フラットパネルディスプレイ)向け真空機器分野において世界最大級の装置メーカーとして、コーポレートブランド(企業ブランド)が確立されています。また、ULVACとは、「Ultimate in Vacuum」のULとVACを合わせた造語で、「真空の極限を追求する」という意味で、1963年に商標として登録され、社名についても2001年に「日本真空技術」から「アルバック」に変更されました。
ULVAC(アルバック)の製品対象
- 半導体用装置
- 電子部品用装置
- ディスプレイ用装置
- 光産業用装置
- マイクロマシン用装置
- バイオ産業用装置
- 金属・機械産業用装置
- 化学・薬品・食品用装置
- 研究・開発・実験用装置
ULVAC(アルバック)の会社概要
商号 | 株式会社 アルバック |
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英文社名 | ULVAC, Inc. |
事業内容 | 真空機器、真空応用機器の開発・製造・販売等 |
本社所在地 | 神奈川県茅ヶ崎市萩園2500 |
設立年月日 | 1952年8月23日 |
決算期 | 6月 |
上場市場 | 東証1部 |
銘柄コード | 6728 |
備考 | 真空技術が中核、アルバックグループを形成 |
関連タグ | フラットパネルディスプレイ、太陽電池 |