局アナ
【読み方:きょくあな、分類:放送】
局アナは、「放送局員アナウンサー」の略で、テレビやラジオの放送局に正社員(正職員)として所属しているアナウンサーをいいます。これは、放送番組の司会、現場の実況中継、ニュース読みなどの専門技術を習得している人であり、また局アナに対して、非正規雇用(契約社員、契約職員)のアナを「契約アナ」、放送局に直接雇用されていないフリーで活動するアナを「フリーアナ」と言います。
通常、新卒で局アナになるには、特別な資格や免許は必要ありませんが、放送局の採用試験を受けて入社(入局)する必要があります(在学中にアナウンサーの専門学校に通う人が多い)。
一般に局アナは、仕事内容が多岐に渡り、例えば、ニュース番組では、編集されたニュースを文意の通り分かりやすく音声表現で伝達しますが、この時は読むことと話すことが中心になります。また、インタビューや司会の番組では、問題の核心に迫ったり、番組を盛り上げたりしますが、この時は聞くことや整理すること、時間調整をすることなどが中心になります。
なお、仕事の特色として、頭脳労働であると共に、声という身体の一部を使う職業であるため、日本語を正しく伝えられる言語能力が必要であり、さらに不規則になりがちな勤務体制であるため、日頃の健康管理も重要になってきます。
<本用語の使用例>
・局アナからフリーへ転身し、身の程と現実を思い知った
・すでに局内では、来春以降は局アナを起用することで調整している
・予算削減のため、局アナや若手にリポーターをさせている番組も多い