ボディコン

【読み方:ぼでぃこん、分類:概念】

ボディコンは、「ボディ・コンシャス(body conscious)」の略語で、胸のふくらみや腰のくびれ、おしりなど、女性特有の体のラインを強調した(浮き立たせた)ファッションのことをいいます。これは、北アフリカ出身のデザイナーであるアズディン・アライア(Azzedine Alaia)によって製作され、1981年のミラノ・コレクションで発表され、世界的に話題となりました。

ボディコン

元々は、女性の自己主張や解放を目指すファッションの動きの一つでしたが、日本では主にディスコなどでの遊び着として広まり、特にバブル期の1980年代後半から1990年代前半にブームとなりました。具体的には、女性用のミニのワンピースが代表的なもので、ピンキー&ダイアン(Pinky&Dianne)などのDCブランドが一世を風靡しました。また、ワンレンというヘアスタイルと一緒に普及したため、「ワンレンボディコン」とう言葉も当時広く浸透しました。

なお、原語のボディ・コンシャス(body conscious)は、「肉体を意識する」というのが本来の意味で、英語圏ではファッション以外でも使われています。