ダッフルコート

【英語名：Duffle Coat、分類：衣類】

ダッフルコート（Duffle Coat）は、フード付きのスポーティーな防寒コートをいいます。これは、厚手メルトンでゆったりめに着るものなので、裏地がないタイプが定番で、またフロントは「トグル（Toggle）」と呼ばれる浮き型の留め具と対になるループ数組によって簡単に留められるようになっています（コートの丈は、短めから長めのものがあり）。

元々は、北欧の漁師の仕事着でしたが、第二次世界大戦時に英国海軍で防寒着として広く使用され、その余剰在庫品が大戦後に衣料市場に出回ったことで世間に広まりました。

ちなみに、「ダッフルコート」の語源は、コートに使用されているメルトン生地（紡毛織物、ウール生地）の原産地である、ベルギーの都市デュフェル（英語名：ダッフル）に由来するそうです。