パソコン/PC
【読み方:ぱそこん、分類:情報機器】
パソコンは、「PC」とも呼ばれ、「パーソナル・コンピューター(Personal Computer)」の略をいいます。これは、家庭や仕事場での個人使用を目的とする小型のコンピューターで、基本ソフトであるOS(Operating System)には、「Windows」や「Mac OS」を採用しているものが大半を占めます。
その草分けは、1970年代後半に世界で初めて個人向けに完成品として大量生産・大量販売された「Apple II」で、その後、マイクロソフトのWindowsの登場により急速に普及し、今日では、非常に高性能になり、簡単に操作ができるようになっています。
一般にパソコンは、「ハードウェア」と「ソフトウェア」から構成されます。ハードウェアについては、「本体」と「周辺機器」から構成され、一方でソフトウェアについては、「オペレーティングシステム」と「アプリケーションソフトウェア」から構成されます。
また、その形状による分類では、「デスクトップパソコン」と「ノートパソコン」に大別されます。
●デスクトップパソコン
「デスクトップ」や「デスクトップコンピューター(デスクトップPC)」とも呼ばれ、据え置き型のパソコンをいう。主に机の上に備え置いて使用する用途で作られたもので、その形状については、省スペース型やタワー型、一体型などがある。
通常、軽量で持ち運べるノートパソコンに比べて大型で拡張性に富み、また同価格のものと比べた場合、スペック面で高性能となっている。
●ノートパソコン
「ノート型パソコン」や「ノートPC」とも呼ばれ、小型・薄型・軽量で、携帯性に優れたパソコンの総称をいう。二つ折りで、液晶ディスプレイの表示画面、キーボードやポインティングデバイス等の入力装置、バッテリー(電池)などがコンピューター本体と一体化された、ユーザーが任意の場所へ移動させて利用することを前提として設計されている。ちなみに、本名称は和製英語で、英語では、「Lap top compute(Lap top)」と呼ばれる。
通常、大きさがB5判からA4判のものが主流で、その他にデスクトップパソコンの代わりに利用される、液晶画面が大きく、ハイスペックな製品などもある。なお、同性能のデスクトップパソコンと比較した場合、価格面は高くなる。