遠距離介護
【読み方:えんきょりかいご、分類:介護】
遠距離介護は、親などの介護のために、遠く離れた所に住む親族(子等)が介護に通うことをいいます。これは、例えば、地方から都会に出て暮らしている子が、地方で子とは別に暮らしている親が高齢になると共に発生するケースが多く、今日の高齢化社会や核家族化の進展により、結構身近な問題となっています。
一般に遠距離介護は、介護をする人にとって、精神面や肉体面、経済面、時間面において大きな負担となり、どのように対処するかが大きなポイントになります。その具体的な対処法としては、普段からコミュニケーションをしっかりと取り、親の状況をよく把握すると共に、近い将来に介護が必要になりそうな場合には、事前に親の住む地域の介護情報を収集したり、万が一の対応方法を考えておくことが必須と言えます。また、親の介護問題で、兄妹姉妹や配偶者とのトラブルを避けるためにも、常日頃から良好な関係を築いておくことは大切と言えます(協力者が多い程、負担は分散)。