起座呼吸体位

【読み方:きざこきゅうたいい、分類:体位】

起座呼吸体位は、「起座位」とも呼ばれ、上半身を90度に起こして寄りかかる体位のことをいいます。これは、仰臥位(上を向いて寝た状態)から上半身を90度起こした姿勢であり、また座位(座った状態)より少し前かがみになった姿勢で、テーブルや机などに枕やクッションをおいて、寄り掛かりやすくした体位(机上で枕などを抱いて前かがみの姿勢をとる体位)となっています。

起座呼吸体位

一般に起座呼吸体位は、看護介護において、心臓疾患や呼吸器疾患のある人に用いられ、心臓疾患の人は心臓の位置を高くすることで血液循環の負担が少なくなり、また喘息発作の人は呼吸がしやすくなります。