介護報酬
【読み方:かいごほうしゅう、分類:制度】
介護報酬は、公的介護保険が適用される介護サービスにおいて、事業者が利用者に本サービスを提供した場合に、その対価として事業者に支払われるサービス費用をいいます。これは、国が定める公定価格で、日本の介護サービスの料金体系を示すものであり、具体的には、各サービス毎に設定されており、基本的なサービス提供に係る費用に加えて、各事業者の提供体制や利用者の状況などに応じて加算・減算される仕組みとなっています(事業者は、原則として、1割を利用者から受け取り、残り9割を保険者である市町村に請求する)。
現在、介護報酬は3年毎に見直され、厚生労働大臣が社会保険審議会の介護給付費分科会の答申に基づいて定めることとされており、超高齢化社会が進展する中で"介護報酬額の増大"に歯止めがかかっておらず、大きな課題となっています(マイナス改定にすると国民負担が減少)。なお、支給限度額については、利用者の要介護度や介護サービスに要する時間に応じて異なり、また地域によっても異なります。