山ガール

【読み方:やまがーる、分類:男女】

山ガールは、登山やハイキングなどを趣味とする、20代から30代の女性のことをいいます。これは、2000年代後半のアウトドアブーム(登山ブーム等)に乗り、ファッション性を重視したアウトドアブランドやアウトドアグッズに身を包み、女性らしい装いで山登りやハイキングなどを楽しむ女性を指します。

また、カラフルなアウトドアアイテムや小物を部分的に取り入れ、野外フェスティバルに行ったり、散歩といった身近なアウトドアを楽しむ女性は「雰囲気山ガール(エセ山ガール)」と呼ばれるほか、森にいそうなファッションの女性は「森ガール」と呼ばれるそうです。さらに、山ガールに対して、登山を趣味とする男性を「山男」や「山ボーイ」と呼ぶこともあります。

山ガール

一般に山ガールの典型的なスタイルは、防水加工の上着に、コーディネイトが可能で機能性(保湿性や着替えやすさ)とファション性がある山スカート(通称:山スカ)をはき、カラフルな小物などを身につけることが多いです。昨今では、パワースポットブームもあり、首都圏では、高尾や奥多摩、丹沢、秩父などで見かけることが多いです。

ちなみに、本用語は、2010年のユーキャン新語・流行語大賞候補の60語にも選ばれました。

<本用語の使用例>

・登山ブームが続く中、今さらだけど山ガールデビューしたい
・登山でアウトドアに目覚めた山ガールの関心が地底世界にも広がってきた
・一人前の山ガールとなるには、等高線の読み方を身に付けておく必要がある