縦すべり出し窓
【読み方:たてすべりだしまど、分類:窓】
縦すべり出し窓は、滑り出し窓の一種で、回転軸が垂直方向で、窓の軸がスライドし、左右どちらか一方に回転するように開閉する窓のことをいいます。これは、窓枠の上下に設けられた溝に沿って、窓の縦方向の片側を軸として、左右どちらか一方に回転するように窓を外側(室外側)にすべり出させて開ける仕組みになっています。
一般に縦すべり出し窓は、その構造上、気密性が高い一方で、引き違い窓や上げ下げ窓とは異なり、外側に網戸を取り付けることができません。そのため、網戸については、室内側に付き、その種類には、上げ下げ式やロール式、内開き式などがあります。(三階以上の中高層階に設置する場合は、開閉角度を調節して転落防止を図る必要があり)
なお、縦すべり出し窓に対して、回転軸が水平方向になっているものを「横すべり出し窓」と言います。