集成材
【読み方:しゅうせいざい、分類:部材】
集成材は、ひき板や小角材などを材料として、その繊維方向を平行に揃えて、厚さ・幅・長さの方向に集成接着をした(接着剤で張り合わせた)木材をいいます。これは、人工素材にはない木の良さを生かした材料で、自由な形状や長さにできるため、住宅の部材から大型建築物まで幅広く利用されています。また、その種類には、構造用集成材や造作用集成材、化粧ばり造作用集成材、化粧ばり構造用集成材などがあります。
<集成材の主な特徴>
・含水率を15%以下に乾燥し、狂いや収縮を減少
・鉄やコンクリートより強く、建物の軽量化が可能
・断面の大きい集成材は、防火性能が高い
・断熱性に優れ、調湿能力が高い
・耳や目にやわらかな素材
・半永久的な耐久性を実現
・自由な形状や寸法の部材が製造可能
・JAS規格でホルムアルデヒド放出量基準を設定