Low-Eガラス

【読み方:ろういーがらす、分類:ガラス】

Low-Eガラスは、板ガラスの表面に酸化スズや銀などの特殊金属膜をコーディングしたガラスのことをいいます。Low-Eとは、"Low Emissivity"の略で、低放射を意味し、またLow-Eガラスでは、板ガラスの表面にコーティングした特殊金属膜の「Low-E膜」が遠赤外線の反射率を高めています。

一般にLow-Eガラスを複層ガラス(ペアガラス)に使用することで、中空層の放射による熱伝達を低減し、さらに断熱性や遮熱性を向上させることができます。なお、複層ガラスとは、複数の板ガラスの間を密封し、その間に乾燥空気やガスなどを封入して、断熱性や遮光性などの機能を高めたガラスのことをいいます。