尺モジュール

【読み方:しゃくもじゅーる、分類:設計】

尺モジュールは、建築設計において、910mm(3尺)を基本寸法にしたモジュールをいいます。これは、日本の住宅建築で最も多く使用されてきたモジュールで、例えば、の芯と芯の間隔を2分の1の455mm、3分の1の303mm、2倍の1820mm、3倍の2730mmという感じで寸法を決めていきます。また、住宅を建てる際には、3尺×6尺(910mm×1820mm)とすることが多かったです。なお、関西では、かつては京間サイズの980mmの尺モジュールが多く使われていましたが、現在では910mmの尺モジュールが一般的になっています。

一般に尺モジュールは、住宅のバリアフリー面では、廊下が狭くて車椅子が通りずらいなどの問題があり、昨今では、廊下階段などの幅が広く取れるメーターモジュールを採用するケースも増えています。

※モジュール(Module):建築において、設計上の基準となる基本寸法(基準単位)のこと。