濡れ縁/雨縁
【読み方:ぬれえん、分類:外構】
濡れ縁は、「雨縁」とも呼ばれ、建物(家)の外側に設けられた雨ざらしの縁側のことをいいます。これは、和室などの外側に設置されるもので、その呼称は、風雨を防ぐ壁などがなく、雨に濡れてしまうことに由来します。また、縁側とは、家の縁(へり)部分に張り出して設けられた板敷き状の通路のことをいいます。
一般に室内の縁側は、長手方向(敷居と平行)に板を張るのに対して、濡れ縁は直角方向に短い板などを張り、また雨水の切れがいいように、縁板を簀の子状に張った「簀の子縁」や竹を用いた「竹縁」などが使われます。なお、昨今では、既製品の後付けタイプのものを利用することも多いです。