朝起きは三文の徳

【読み方:あさおきはさんもんのとく、分類:諺】

朝起きは三文の徳は、「朝起きは三文の得」とも表記され、朝早く起きると良いことがあるという喩えをいいます。これは、朝早く起きることは健康にも良いし、それだけ仕事や勉強などが捗ったりするなど、何らかの利益(メリット)が得られることを示唆しています。また、三文とは、一文銭三枚のことで「ごくわずかな」という意味ですが、電灯がなかった昔の時代は、太陽の出る明るい間しか働けず、毎日の早起きは小さな利益にしかならなくても、日々続ければ大きな利益になるという「生活の知恵」を示したものなのかもしれません。

なお、本用語と似たようなものとして、「早起きは三文の徳」や「朝の一時は晩の二時に当たる」、「早起き三両倹約五両」などもあります。