病は気から
【読み方:やまいはきから、分類:諺】
病は気からは、「病は気より」とも言い、病気は心(気持ち)の持ちようで、重くもなれば軽くもなることをいいます。これは、心配や不安などがあったりすると、病になりやすかったり、病が重くなったりするものであり、一方で心(気持ち)を常に明るく持ち、無益な心配をしないと、病にかかりにくかったり、病が治りやすかったりすることから来ています。
一般に本用語は、古くから伝わる、心(気持ち)と病気(体調)の関係を述べた概念であり、昨今では、プラセボ効果における研究の進展などにより、医療における「心」の役割が解明されつつあります。また、似たような表現として、「万の病は心から」や「心配は身の毒」などもあります。
※プラセボ効果:「偽薬効果」とも言い、薬物そのものの効能ではなく、投薬された安心感や医師への信頼などの心理作用によって症状が改善すること。