紺屋の白袴
【読み方:こうやのしろばかま、分類:諺】
紺屋の白袴は、他人のことに忙しくて、自分自身のことには手が回らないことの喩えをいいます。これは、染め物を業とする紺屋が、日々染める仕事に忙しく、自分は染めていない白色の袴をはいていることに由来し、それが転じて、他人のことにばかり忙しく、自分自身のことに手をかける暇がないことを意味するようになりました。
なお、本用語と似たようなものとして、「医者の不養生」や「髪結い髪結わず」、「鍛冶屋の竹火箸」、「大工の掘っ立て」、「左官の荒壁」、「椀作りの欠け椀」、「儒者の不身持ち」などもあります。