身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ
【読み方:みをすててこそうかぶせもあれ、分類:諺】
身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれは、一身(自分の命)を犠牲にする覚悟であたってこそ、初めて窮地を脱し(活路を見いだすことができ)、物事を成就することができるという喩えをいいます。これは、川や海で溺れかけた時はもがけばもがく程深みにはまるものであり、捨て身になって流れに身を任せれば、やがて浅瀬に立つことができるものだという意味が転じて、捨て身の覚悟で臨めば、危機を脱し活路を見出せることを意味するようになりました。
なお、本用語と似たようなものとして、「死中に活を求める」や「肉を切らせて骨を断つ」などもあります。