火中の栗を拾う
【読み方:かちゅうのくりをひろう、分類:諺】
火中の栗を拾うは、元々はフランスの諺(ことわざ)で、自分の利益にならないのに、他人のために危険(リスク)を冒すことの喩えをいいます。これは、17世紀のフランスの詩人ジャン・ド・ラ・フォンテーヌのイソップ寓話を基にした寓話詩に由来し、ずるい猿におだてられた猫が、囲炉裏の中で焼けている栗を拾ったが、栗は猿に食べられてしまい、猫は結局大やけどをしただけだったというものです。
ちなみに、ラ・フォンテーヌが遺した有名な言葉には、「全ての道はローマに通ず」があります。